先日、「僕がイベント屋さんになる時に、最初に書いたメモ帳」というテーマでお話しさせて頂いたときに、「余計なことするな」っていうこと言ったと思うんですが、そのうちのひとつに「空間」のお話もさせていただきました。
その決め事を守りながらイベント屋さんとして活動を続けていると、ますます「空間づくり」って、本当に大切だなあと感じたので、今日はこの「空間づくり」について、もう少し詳しくお話ししたいと思います。
この空間はどういう感じで作っているか?っていうと、まず「幸福度が上がる空間」というものを目指しています。
では、「幸福度ってなんなんだ?」ってところなんですけども、自分たちは、幸福度っていうのは伸び率であると定義しています。
たとえば、テストで毎回95点取ってる人が96点取ってもそれほど幸せではない。だけど、毎回0点の人が30点とった時ってむちゃくちゃうれしい。
96点と30点で比べると、96点のほうが圧倒的に上なんだけど、どっちのほうがしあわせのその瞬間感じたか?っていうと、まちがいなく0点から30点をとった人。
つまり、伸び率があった人ですね。
幸福度っていうのは高さではなくて、矢印の角度です。
これが上の方向に上がっていれば上がっているほど、幸福度が高い。
すべて、ここから設計していくんですね。そういう風に空間を見ていく。
たとえば、ディズニーランド。
ディズニーランドって駐車場がすごい広いじゃないですか。
受け入れ体制は万全。
だけど、入場ゲートで軽く渋滞が起こってて、ちょっと並ばされたりするじゃないですか。使っていないゲートがあるから「あそこ解放してくれたらスムーズにいけるのに」って思うじゃないですか。
あれはなんでなんだ?っていうところから考えていくんですが。
入場ゲートを入ったらシンデレラ城があるけど、並ばずにサクッとみれたシンデレラ城と、並んでちょっとストレスをかけられたあと、解放されてようやく見れたシンデレラ城。どっちの方が胸を打ちますか?っていう話ですね。
これは、明らかに後者である。
ストレスからの開放によって、伸び率が高くなるんですね。
このことからどういった答えが割り出されるかというと、ディズニーランドの場合は、行列が満足度上げているっていう風に言い切ることができる。
空間づくりのプロは、このストレスからの解放=伸び率を設計していたりします。
僕らの教室である「サウンドフリージョイ」も、見た目はただの一軒家なんです。
看板も立ててないし(契約上立てられないんだけど)、事前に送ったメールをちゃんと読み込んでないと、すごく迷いやすい(ストレス)
でも玄関を開けると、特にC3スタジオと和室ロビーなんですけど、バカみたいに内装費かけてるんですね。ずいぶん作り込んでるんですよ。
この教室を設計するときも、意識したのは伸び率。
わかりにくいことを解決することよりも、わかりにくさはそのままに、伸び率を感じてもらえる方にコストをかけた。
こういう風にストレスをあえて設計しています。
先日行ったジョイ発表会~ハロウィンピザパーティー~も、今度開催予定のモロオフ会発表会イベントも、全て、入り口の扉を開けるまで「え?ここであってる?」と思うほどわかりにくい。
それでも決して看板を立てることはせず、入り口の扉を開けた時の感動の方を優先しました。
そういった空間設計をするのは、やっぱり経験が重要になってくるので、なかなかイベント屋さん1年目でできることではない。
なので、まずはあまり余計なことをしないほうがいいです。
徐々に、自分が責任取れる範囲内で「幸福度上げる実験」をしてみるのがいいと思います。
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