作って終わりじゃない
もうすっかりどこでも聞ける話ですが、今の時代は「誰かが作ったものを見に行く」よりも「自分が作ったものを見てもらう」ことができるようになったことで、後者の方が価値が高くなっています。
僕の生徒さんが所属するコミュニティ「モロオフ会」の中でもそういった声掛けとサポートを行っていて、生徒さん主導でイベントを企画したりすることがあったりします。
今、いわゆる「プロ」と呼ばれる人達だけで作っているモノって、エンタメ周りに関しては、あまりないです。
「みんなで作る」は結構、いろんなところで見るようになりました。
ただ「みんなで作ろう!」を体良く捉えて、ただただお客さんを宣伝要員にしているサービスをちょこちょこ見かけます。
制作会議の場にお客さんがいないし、作品にお客さんが口を出すことはできない。
勿論、お客さんは「上手く利用されようとしている」ことが分かっているから、宣伝に熱がのらない。
ただしあまりにもお客さんの意見を取り入れすぎてしまうと、クオリティが高くなることはほとんどないので、結果そこには人が集まらなくなってしまって、これも良くない。
ここの塩梅をうまく取ることが、現代の「参加型エンタメ」を作る際に最も気を配るべきところだと思います。
僕も色々と試してきましたが、最も効果があったのは「プロとお客さんを伴走させる」でした。
要するに制作過程からお客さんと共有して、お客さんに「あなたの役割はこれだから、これを全力でやってください。その間に僕(プロ)は、ここをやっておきますんで」とする。
こうして、お客さん一人一人に「当事者意識」を持ってもらうんです。
「あなたがいないと、このイベント成立しませんよ」というやつです。
ただ、相手はイベント作りに関してはもちろん素人なので、「任せたよ」となっても、そのまま放置していいわけではない。
逐一「今どんな感じ?」とチェックを入れて、必要であれば軌道修正のサポートもしてあげる。
そこまでやって初めて「参加型イベント」として成立するんです。
僕がモロオフ会のイベントで毎年年末にやっている『発表会イベント』なんてまさにそれ。
会場、進行、食事、ルールなど全て僕が決めて、出演は生徒さん。
生徒さんの役割は「現場でピアノを弾くこと」「現場で友達を作ること」です。
そしてイベントまでの約1年間、定期的にレッスンで生徒さんのピアノをサポートしています。
だから「発表会イベント」は、参加型イベントとして成立しているんだろうと思います。
今企画している「ジョイライブ2025」にも、このシステムを導入することを検討しています。
楽しみにしていてください。
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