【諸江史耶】お金の使い道を公開するメリット

インターネットによって知識や技術が共有されるようになり、すべてのサービスのクオリティーが上がり、均一化された今、「機能」で差別化を図ることが極めて難しくなり、人は「誰が提供しているサービスなのか？」でサービスを選ぶようになりました。

だから現代は、サービスの質の向上と同じくらい「人の向上」も必要になる。

その時に重要になってくる３つのことが「人柄」「応援したくなる」「お金の使い方」です。

この３つは密接に関わっていて、全てを押さえている人の元には、自然と顧客やファンが集まるようになっている。

もちろん、「売り上げの使い道を明らかにする」は、どこまでいってもサービス提供者の任意であって、くれぐれも消費者が「サービス提供者のお金の使い道」に口を挟むのは良くないとは思います。

ただ、売上の使い道によって共感を生み、応援してもらいやすくるのは間違いないと思います。

別に公開は強制でなくとも、お金の使い道を公開している人の元に信用が集まっているみたいだけど、あなたはどうする？といった問いですね。

ちなみに、そのお金の使い道を「世のため人のため」に使うことで共感を生んでいる方もいれば、粗品さんのように「ギャンブルに使うで〜」と私利私欲を公開している人もいます。

だから必ずしも「いいこと」だけを公開しなきゃいけないわけではなくて、あくまでも「お金の使い道を公開して、信用を稼ぐ（怪しいものではないよとPRする）」ことが目的なんですね。

どうしても公開に躊躇いがある場合は、自分の商売を「クラウドファンディングだ」と思えば、かなり楽に公開できると思いますので、ぜひお試しください。

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