【諸江史耶】表現活動における『数字』の意義と自己防衛

今日お話しする内容は、「エンタメの学校」で取り扱うカリキュラムです。

「エンタメの学校」は、現在進めているフリージョイ事業拡大計画の目的で、音楽教室の枠を超えた、エンタメ教育全般を担う施設を作っています。

このブログでは、そんな「エンタメの学校」で取り扱うカリキュラムを、順次紹介していきます。

今日は表現活動における「数字」の重要性について、お話したいと思います。

  1. 「数字が全てではない」という主張についての現実
    • 多くの人がこの主張をするが、数字で結果を出せない人が多い。
    • 自分を守るための言葉になりがちである。
  2. 自身のスタンス
    • 数字で結果が出ている表現が全て素晴らしいとは思わない。
    • 素晴らしいものもクダラナイものもある。
    • 数字で結果を出せる自分になった上でこの主張をする。
  3. マーケティングについての考え方
    • 世間の流行には興味がなく、自分のやりたいことを貫く。
    • マーケティングには「作品を作るため」と「作品を届けるため」の2種類がある。
    • 前者はリサーチを基に作品を作るが、後者は自分の作った作品をどう届けるかに焦点を当てる。
  4. 「数字が全てではない」と主張する背景
    • 自我を保つために仮想敵を作り、その主張を支えにすることもある。
  5. 後輩へのアドバイス
    • 「数字が全てじゃない」と思う場面は多々あるが、最終的に数字で結果を出さないと、自分や周囲の人々を守れない。
    • 表現活動は一人の問題ではなく、多くの人を巻き込んでいることを認識する必要がある。

考察

今日特にお伝えしたいのは、この「数字が全てではない」という主張が一種の自己防衛であることと、最終的には数字で結果を出すことが不可欠であるという点です。これは多くのクリエイターやアーティストが直面するジレンマを浮き彫りにしています。

  1. 自己防衛としての主張
    • 数字で結果が出ないとき、その現実を受け入れることは非常に辛いです。そのため、自己防衛として「数字が全てではない」と主張することが理解できます。しかし、それが真実の追求を妨げることもあります。
  2. 数字の重要性
    • 表現活動は自己満足だけでなく、他者との関わりや支援が不可欠です。そのため、数字で結果を出すことは、自分一人だけでなく周囲の人々を守るためにも重要です。
  3. マーケティングの二面性
    • 作品を作るためのマーケティングと、届けるためのマーケティングの違いを理解することは、クリエイターにとって重要です。自分のやりたいことを貫きつつ、それをどう届けるかを考えることで、より広い支持を得ることができます。
  4. 現実と理想のバランス
    • 自分の理想を追求しつつも、現実を見据えた行動が必要です。特に、他者に支えられていることを忘れず、その人々の期待に応えるためにも結果を出す努力が求められます。

このように、「数字」との向き合い方は非常に重要なテーマであり、自己表現と他者への影響を考慮したバランスの取れたアプローチが求められます。

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