【諸江史耶】ハロウィンイベントがうまくいかなかった理由

先日の土日に、フリージョイのクラリネット講師/イラストレーターのさとぴが主催する「ハロウィンイベント」がありました。

僕は土曜日はスケジュールの都合で参加できなかったのですが、日曜日は様子を見にいかせていただきました。

イベントの感想は率直にいうと「暖かった」「優しかった」といったところでしょうか。

イベントそのものは「みんなでハロウィンの装飾をする」というシンプルなものだったわけですが、このイベントを成立させたのは何よりも、日頃からさとぴが周りと築いてきた信頼関係だったと思います。

くるお客さんくるお客さんが、さとぴと仲良しで「このハロウィンイベントが楽しみだった」というよりも「さとぴの手伝いに来た」という感じでだったんですよね。

あまりにも痛快な内輪ノリで、ただ、今回のイベントはこれが正解だったんだろうなと思います。

もちろん至らない点はたくさんありましたが、それでもあそこまで形にして、暖かくまとめたのは、さとぴの根性と、周りと築いてきた信頼関係の結果かなと思います。

そして、ああいった「参加型・みんなが主役」というタイプのイベントの正解だったとも思います。

お客さん一人一人が「僕たち・私たちのハロウィンイベント」と思えるイベントですね。

例えばイベントって「前もって集客するのが当たり前」みたいな枠に囚われがちですが、例えばその考え方を逆手にとって「今週末、来れる人スタジオに500円もって来て!集まったお金でみんなで企画考えて、実行しよう」みたいなことの方が案外「参加型・みんなが主役」のイベントにあっている場合もあるんだろうと感じました。

急遽だから集まれる人数にも限りがあるわけですが、だからこそ「僕たちだけの時間」が作りやすくなる場合もあるなと。

ただこれには条件があって、それが「信頼関係を築いておくこと」ですね。

僕としても、2025年の夏にジョイライブ2025があって、もしかしたら、その後もハロウィンイベントがあって、そしてその間もずっと絵本を作り続けているわけで、なかなかカロリーの高い挑戦が続いていくわけですが、その日か来るまでに僕がやらなくちゃいけないことはお客さんとの信頼関係・共犯関係をキチンと築いておくことだと、今回のハロウィンイベントから学ばせていただきました。

そして対照的に、明日まで開催されている「ハロウィン装飾鑑賞イベント」は、全く上手くいきませんでした。

その理由として考えられるのは、以下の通り。

・主催者(さとぴ)に会えない

・イベント内容が複雑

・告知が遅い

やっぱり月並みですが、そもそも自分がお客さんになったつもりで「それでも行きたいか?」を自問自答しつつ、早めに準備をすることが絶対だと、改めて心に刻みました。

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