【諸江史耶】80人の生徒にレッスンをしている諸江が教える伝え方のコツ

20代前半は「ピアニスト」として努力をしていましたので、そこまで重要視していなかったんですけども、20代後半から「ピアノ講師」として努力をすることになり、『伝える力』が必要になりました。

これは「ほしーなー」と思ってるだけでは到底手に入れることはできず、試行錯誤・仮説検証・データ収集を繰り返し、少しずつ身につけてきました。

お陰様で、今では80人を超える生徒さんをお招きすることになり、毎日誰かに何かを伝えています。

そんな僕が、いろんな実験から得られた「伝え方」のデータを共有したいと思います。

まずキーワードは「相手目線」です。

説明します。

相手に何かを伝えるときに重要になってくる2つのことの1つ目が「自分が話せる制限時間を知ること」です。

例えば、自分が何か商品を売りたいときに、商品説明としてどれくらいの文章を書いていいのかを見極める必要があります。

誰も、知らない人の説明を何分も聞けません。

これも「相手目線」さえ出来ていれば自然と見極められるわけで、「あーこれ以上長いと、聞いてる人(見てる人)苦痛だろうなあ」と思いますよね。

レッスンでの一コマも同じで「説明はなるべく端的に、ストレートにわかりやすく」を心がけています。

そして、相手に何かを伝えるときに重要になってくる2つのことの2つ目が「相手が単語脳の人なのか、文脈脳の人なのかを見極めること」です。

説明の単語を抜き取って理解する「単語脳」の人に、長い説明はNGだし、説明の文脈を抜き取って理解する「文脈脳」の人に、短く端折った説明はNGですよね。

この見極めは生徒さん・お客さん自身も「自分がどっち脳なのか」に気付いてない場合が多いので、どちらの説明も試して、より深く関心したほうに徹底する。

ちなみに僕は、体験レッスンという短い時間の中で、こうした実験をしています。

これも「相手目線」を徹底していれば、自然とできると思います。

というわけで、伝え方のコツその1は「自分が話せる制限時間を知ること」、その2は「相手が単語脳の人なのか、文脈脳の人なのかを見極めること」でございます。

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