【諸江史耶】マーケティングは仕上げ程度

このことは定期的にキチンと話しておきたいなぁと思ったので、今日、キチンと話してみます。

僕も自分で作った商品やサービスを売る職業に就いているので、広告・宣伝は見過ごせないミッションです。

余談ですが、西野亮廣さんが書かれた『革命のファンファーレ』は、広告・宣伝が必要になる職種の方にはかなりオススメです。

僕自身もこの本にたくさん助けてもらったのですが、この本にはその中でも特に重要な「広告・宣伝の基本」が書かれています。

それは「マーケティングは、商品開発から逃れるための隠れ蓑ではない」ということ。

これは、ちょっとクリエイターさんにとっては耳の痛い話かもしれませんが、これが現実なので、お付き合いください。

業界によって、勝つ人と負ける人の比率は違ってくると思うのですが、基本的にクリエイター業界やエンタメ業界で食っていける人の割合は、200-500人に1人と言われています。

つまり、仲良しこよしで皆が成功するわけではなくて、99%の人間の夢が叶わない実力社会なんですね。

そして、その多くの人が「マーケティング」に使っている時間は、1日の本の数分〜1時間です。

残りの時間はずっと作品や商品の制作をしているわけで、作品やパフォーマンスのクオリティーなんて高くて当たり前の世界だから、いちいち議論していないだけの話で、「作品やパフォーマンスのクオリティーは、どうだっていい」という話じゃないんです。

最新のマーケティングを学んで、どれだけイイ売り方を知っていても「人から求められていないオンリーワンなんて、何の価値も無い」という世界なので、商品がクソだったらクソなんです。売れるわけないんです。

マーケティングは、そのための時間と努力をした人間にだけ許されていることなんです。

マーケティングは逃げ道じゃないんです。

まずは確かな作品・商品を作って、日本のトップ10に入ってから。

僕も頑張ります。

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