今日はピアノ講師らしく、音楽の話をしようと思うのですが、今日の結論は「理屈を知っておいた方がいいけど、理屈で奏でた演奏は伝わらない」ということです。
説明しますね。
例えば楽譜にはその曲の作曲者が残した色々なメッセージが残されていて、その全てがこの曲を奏でる上でめちゃくちゃ重要なメッセージです。
僕から見ると、プロアマ問わずほとんどの方が「そこは楽譜にはそんな風に書いてないのになあ」と思ってしまう部分も多々あって、その都度「書いてあることを全うするだけでも、かなり感動的な演奏になるのになあ」と思っています。
その曲の作曲者が「ここはフォルテだ」と言っているのであれば、誰がなんと言おうとそこはフォルテであって、勝手に演奏者が「ここはフォルテじゃなくて良いと思う」なんてのは許されないんですね。
人の曲を借りて演奏しているのだから、その曲のポテンシャルを最大限に活かしてあげないといけない。
その上で、一つ面白い話が「お客さんは楽譜に書いている情報をよく知らない」ということ。
お客さんにとっては「感動させてもらえるか、否か」が重要で、楽譜通りに演奏できていても感動しなければ失敗だし、楽譜通りに演奏できていなくても感動できれば成功だったりします。
だから演奏者は常に、お客さんの感動ポイントがどこにあるのかを模索し続ける必要がある。
楽譜通り弾いてればOKということではなくて、楽譜通り弾くことは感動させる手段として最初に試す1手だけど、感動を確実に作るためには、そこからの試行錯誤も大事なんですね。
理屈の奥に、お客さんの心理がデザインされてないといけない。
これが「理屈を知っておいた方がいいけど、理屈で奏でた演奏は伝わらない」ということです。
とまあ、こんな感じで、いつもお客さん目線でエンタメを作っています。
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