【諸江史耶】プロセスエコノミーと時代遅れの話

「プロセスエコノミー」とは、完成品だけでなく制作過程を販売して収益化する仕組みのこと。

例えば、伝統工芸の制作過程を見せたり、農業体験を提供したりすることで価値を生む。

この考え方は最近あらゆる業界で取り上げられ、本も大ヒット中だが、実は以前から存在していた。

僕も自身も人が発信しているプロセスが大好きだし、僕も自分の成果物をプロセスの段階で共有することが大好き。

ところが「知らなかった」ならまだしも、過去に説明され、実例も見せられているのに行動しない人が多い。

これは単なる「時代遅れ」ではなく、情報を受け取る力＝読解力の問題ではないかと指摘する。

提案を否定と捉え、聞きたくない人もいるが、流行の名前がつくと急に受け入れられる現象がある。

結局、多くの人は「理屈が正しいかどうか」よりも「時代に乗り遅れないか」を気にしているのかもしれない。

または「理屈ではわかってるんだけど、感情でどうしてもプロセスを開示することに抵抗がある」という方もいる。

人の感情が絡んだことなので強要をするつもりはないが、少なくともこの方々と一緒には仕事はできないと感じてしまう。

それくらい、今は（よほどの強者はさておき）プロセスの開示は必要不可欠だと考えます。

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