商品を「機能」で売るだけでは、価格競争に巻き込まれ、利益率が下がってしまうリスクがあります。
同じような機能の商品が並べば、お客様はより安いものを選びがちです。
この状況を避けるためには、機能だけでなく「ストーリー」という付加価値を加え、商品の背景や想いを伝えることが重要です。
たとえば、コーヒーを例にすると、その味だけでなく、豆がどこで作られ、どのような雇用を生み出しているかといったストーリーをお客様に伝えたところ、注文が殺到したという事例があります。
お客様は単なる商品ではなく、共感できる「物語」を購入しているのです。
しかし、多くの企業や商店は、この「ストーリー」を活かしきれておらず、機能だけを前面に押し出しています。
これでは薄利多売の競争から抜け出せません。
特に日本では、「ストーリー」を伝えることがどこか悪いことのように見られる風潮もあります。
高価格の商品に対して、「そんな価格で売れるなんて宗教だ」などと揶揄されることが少なくありません。
しかし、海外ではこれを「ブランド」と呼び、高い評価を受けています。
このギャップが、日本の企業にとっての課題とも言えるでしょう。
コロナ禍でインバウンド需要が減少し、外国人観光客向けの薄利多売が難しくなった今、国内市場で機能以外の価値を創造することが一層求められています。
その中で、「ストーリー」を伝える役割を担うストーリーテラーという存在が、企業の中でもますます重要になっています。
商品やサービスに魂を吹き込むストーリーテラーがいることで、顧客の共感を得て競争力を高めることができます。
私たちも、これまで絵本やライブといったエンタメ事業を通じて、制作過程や背景といった「ストーリー」を伝えてきました。
しかし、エンタメという特性から、どこか「他人事」のように捉えられることもありました。
今後、きものリメイクブランド「きものの和」の立ち上げにあたっては、この「ストーリー」をさらに重視し、商品やサービスの背景にある価値をしっかりと作り込み、伝えていきたいと考えています。
「ストーリー」はお客様の共感を生む圧倒的な武器であり、これをいかに魅力的に伝えるかが企業の未来を左右するのではないでしょうか。
私たちはその力を信じ、「きものの和」を通じて新しい付加価値を創造していきます。
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