【諸江史耶】新世代との関わり方

報酬の形が変わった

僕は仕事柄たくさんの10代・20代の方々との時間を過ごしています。彼らが求めるのは「お金」や「名誉」よりも、「貢献」や「発信」。社会問題に関わる機会や、数万人の前で何かをする経験を報酬と考える子が増えています。

報酬の概念が変わってきているのは明らかで、皆さんも「いいね」や「フォロワー」を得るために頑張った経験があるのではないでしょうか。

10年前から言っていたこと

人々の報酬の価値観が変わると、当然エンタメやサービスの形も変わります。例えば、以下の選択肢ならどちらを選びますか?

A. 3000円払ってディズニーの個展を観る
B. 5000円払ってディズニーの公式の個展の設営スタッフになる

「B」を選ぶ人も少なくないはず。公式のディズニーと仕事ができる経験は、一生に一度の機会かもしれません。

異文化を批判し、出遅れた日本

この感覚にギャップを感じてしまう40代以上の方がチラホラいるらしくて、僕の生徒さんの中にも「この感覚がわからないから、先生教えてよ」と言ってきたイケオジがいましたね。

「お客さんがそれを望んでいるなら、需要と供給が成り立つ」と説明しても、今までそんな文化で過ごしてきてなかったから、どうしても脊髄反射的に批判してしまう。そうしている間に、韓国ではBTSのファンが時間とお金をかけて彼らを世界一に押し上げました。

日本では「制作過程を販売する」ことさえ批判され、その間に韓国勢が実践し、今では彼らの背中も見えないほど差をつけられました。

誰と関わるかが重要

今は上の世代よりも若い世代と話す機会が多いですが、彼らは新しいアイデアを積極的に受け入れます。一方、先輩世代は「まぁまぁ、そういうのはいいやん」とスルーしがち。

これは「理解できる/できない」ではなく、「理解したい/したくない」の違い。音楽の趣味が20歳頃に固まり、33歳を超えると新しい音楽を聴かなくなるというデータがありますが、これは他の分野にも当てはまるでしょう。

つまり、新しい文化が出てきたとき、同世代と話しても「分からない」が正解になってしまう。だからこそ、自分の成長のために、誰と関わるかを考えることが大事なのです。

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